こんにちは、シグ(https://twitter.com/gamedoctor12sig)です。
今日は『ペルソナ5スクランブルザファントムストライカーズ』(以下ペルソナ5スクランブル)を紹介していこうと思います。
本作はペルソナ5の続編として発売している作品です。
さらに今までターン制RPGが主だった「ペルソナシリーズ」ですが
今作は、シリーズ初のアクションRPGなっています。
巷では、「ペルソナ無双」ともいわれる今作ですが
今までとはまた違った爽快感と再び集結する「怪盗団」のメンバーの活躍を
味わえるのでぜひプレイして感じてほしいです。
ペルソナ5については、『ペルソナ5ザロイヤル』をレビューしています。
そちらで詳しく書いているのでぜひ読んでみてください!
ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ - Switch
ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ - PS4
前作をやっていたほうがいい?
『ペルソナ5スクランブル』は前作の『ペルソナ5ザロイヤル』の後日談になります。
正直プレイしなくても前作の内容を言及する場面はほぼないのでプレイしていなくても
遊ぶことはできます。しかし、100%楽しむなら前作をプレイしてほしいです。
どうして彼らが怪盗団として集まったのか、ペルソナに覚醒した理由などを見ないと
面白さをわからないと思います。
もし前作をプレイする時間がなければ、アニメでもやってますのでそちらを観るのも
おすすめです。
ゲームとしては、前作を遊ばなくても遊ぶことはできますが、私の意見では
前作の内容は必ず知っておいてほしいです。
本作は買うべき?
上記に当てはまる人は買うことをお勧めします
アクションゲームが好きな人も楽しめますし、アクションが苦手な人も簡単なモードがありますのでストーリーを楽しむことができます。なので、従来のペルソナがよかったという人にもぜひプレイしてほしい作品になってます。
ストーリーについて
あらすじ
今作は、ペルソナ5で起きた「改心事件」から約半年後の世界を描いた物語です。
夏休みを楽しむために帰ってきた主人公と久々に集まる「怪盗団」のメンバー
ふとしたことからまたも異世界に入り込んでします
そこは、歪んだ欲望を持つ人間が支配する認知の世界『ジェイル』そこで出会う記憶喪失の少女『ソフィア』。新たな事件に巻き込まれてしまう怪盗団一行は再び歪んだ大人たちを『改心』させるべくキャンピングカーを使い、日本各地で世直しの旅に出る。
今度の舞台は日本全国
前作は、東京が舞台でしたが、今作は「日本全国」が舞台。
北は北海道から南は沖縄まで全ての都道府県ではないですが、主要都市を回っていきます。
実際に行ったことがないのでわからないですが、多分現地を忠実に再現している都思います。本作をプレイすればあなたも実際に日本中を旅してる気分になれるかも。
名所なんかも忠実に再現されていると思いますので、実際に行ったことある人は
「あ、この場所知ってる!」とか思えると思います。
さらには、現地でしか買えないならではのアイテムなどもありますのでぜひ買ってみてください。
新キャラクターも登場
今作は、前作には登場していない新メインキャラクターも登場します。
『ソフィア』と『長谷川善吉』が登場します。
ソフィアは、渋谷ジェイルで出会う謎の少女。記憶がなくなぜそこにいたかもわからない彼女は、「人の良き友人になる」という目的だけを覚えている謎の少女です。
長谷川善吉は、警視庁公安部に所属する腕利きの公安警察官。
日本各地で発生する『改心事件』を解決するため、怪盗団に対しとある取引を
持ちかける。飄々とした性格のわりに、目的のために手段を択ばない冷酷さもある。
魅力的な2人が今作は登場します。
なお前作に登場した「明智吾郎」「芳澤すみれ」などは、出てきません。
システム
「無双シリーズ」と「ペルソナ」を同時に味わえる
今作の最大の魅力は、「無双シリーズ」にも代表されるような爽快感のあるアクション性です。従来のペルソナシリーズはターン制のコマンドバトルでしたが今作は、MAP上を縦横無尽に駆け回りシャドウを蹂躙していきます。
蹂躙していく「爽快感」は無双シリーズならではという感じがしますが、今作はプレイしてみるとわかりますが完全な無双シリーズというわけではないと思いました。
戦闘中は、多種多様なペルソナを使って敵の弱点を突いていきます。
こういった戦い方はむしろ今までの「ペルソナ」を感じさせるものです。
そういう意味でも無双シリーズの爽快感とペルソナシリーズの戦略性から来る爽快感
二つの良いところを味わえる作品にもなってます。
従来のペルソナシステムも搭載
ゲーム性は大幅に変わっていますが、もちろん「ペルソナ要素」はなくなってません。
本シリーズのキモである「ペルソナ」も存在しており、各々ペルソナを用いて戦います。
総攻撃や1MOREなど今までのペルソナ作品の肝心な部分はしっかりと反映されています。
もちろん本作にも「ペルソナ合体」あります!
自分好みのペルソナを作ってシャドウを蹂躙しましょう。
新たな異世界「ジェイル」を攻略せよ
前作は「パレス」でしたが今作は「ジェイル」と呼ばれる異世界が舞台です。
二つとも同じじゃないの?という疑問が浮かぶと思います。
しかし、今回はネタバレになってしまうので詳しくは言及できませんが、多少違いはありますが、大まかにいうと特に違いはなく同じ『イセカイ』です。
ジェイルといえば日本語にすると刑務所、監獄という意味がありますがその名のように
大切なものは鉄格子に閉じ込められています。
さらに、様々なギミックがあり一筋縄ではいきません。さらに各ジェイルで特徴もありそのジェイル特有の演出もありますので、毎度同じように見えてギミックなどの違いがあり飽きることはありません。
もちろん今回の影の舞台ジェイルにも主がいます。
ジェイルの主を改心させることが今作のメインです。
『BAND』と呼ばれる新たな成長要素も登場
今作では、『BAND』という成長システムが登場します。
戦闘やイベントで経験値をゲットし、BANDレベルを上げることでパーティー全体に恩恵のある能力を取得することができます。
例えば『戦闘の度にパーティーのHPとSPを回復する』や『獲得できるお金が増える』といったような能力です。
この『BAND』を何をレベルアップさせていくかによっても物語の進みやすさが変わったりします。
実際にプレイしてみた感想
今作を実際にプレイしてみた感じ、新感覚のペルソナと従来のペルソナがしっかり合わさっている感覚を持ちました。
『無双シリーズ』に飲まれ過ぎてペルソナ感がなくなるわけではなく、どちらかというと『ペルソナ感』のほうが強く個人的には良かったです。
オリジナルよりもアクション性は強くあるのでそういったものが好きな人は
前作以上に好きになれるかも。
ストーリーも勝るとも劣らないようになっており
おざなりになっている印象はなかったです。
よかった点
怪盗団の活躍がまた見れる
また怪盗団の活躍が見れる。これに尽きますよね。
アニメとかゲームとか最終回の後の世界ってどうなってるのかなって調べたこともありますよね。そんな願望が叶うんですよね。
ストーリーの内容がうんたらとかあるかもしれませんが、怪盗団のその後の物語がまた見れる
もちろんストーリーもよく。無理やり続編にしているような感覚はなく
自然に物語に入っていくような構成になってます。
物語自体も全国が舞台というスケールのでかさも相まって飽きずに続けていける面白みもあります。
味のある本作の新キャラクター
今作から登場した新キャラクターの二人ですが、その中でも「長谷川善吉」というキャラクターが魅力的に映りましたね。今までも怪盗団の身近には大人がいました。
しかし、怪盗団の一員として大人が入るのは今までになかったことです。
善吉は「おっさん」呼ばわりされており、メンバーにも非常になじんでいるキャラクターです。怪盗団の活躍に欠かせない一人ですね。
仲間の中に大人がいて、大人のカッコよさなんかをみせてくれて怪盗団の子供っぽい部分を大人として導いてくれる役割をしています。前作の惣治郎の役割をより近い立ち位置からになっている人物です。
もちろん大人としてのカッコよさもありつつ、大人だからこその悩みもしっかり持っています。アニメ的な理想の大人の部分と現実的な大人な部分を併せ持つ味のあるキャラクターです。
ペルソナ恒例の『音楽の良さ』
ペルソナシリーズといえば『音楽』といえるほど素晴らしいです。
私がこのシリーズを初めてプレイしたときに、音楽でゲームを好きになるなんて思ってもなかったんですが、音楽に引き込まれました。
今作でも音楽の良さは健在で、そういった部分も無双シリーズに飲まれ過ぎず
これはれっきとしたペルソナ作品だ!といえるようになったような気がします。
気になった点
BANDレベルのあげずらさ
レベルを上げてスキルを習得することで様々な恩恵を得ることができる成長システム「BAND」ですが、あげるのにまあまあ苦労した記憶が・・
ストーリークリア程度であれば、あげるべきものをあげていけば何とかなります。
しかし、トロフィーコンプリートしたい!という方とかは難しいかなと
取捨選択しながらあげていくのは大変だったですね。
一週目であげれるものは限られるので、最初に調べながらやるといいかなと思います。
ロード時間の長さ
異世界と現実の行き来が多い本作ですが、ロード時間が結構長い。
そのため面倒になってしまったり、物語への没入感が薄れてしまうことがありました。
私がプレイしたのがswitch版なので機種によって違いはあると思います。なので一概にそうだとは言えないですがswitch版でプレイしている人も多いため共感してもらえる部分だと思います。
ロード時間長いことで、作品のプレイ自体のモチベーションがなくなってしまうことがちょっとありました。作品そのものは面白いんですがこういったほんの少しの要素で作品の評価が下がってしまうのはもったいないなーと思ってしまいました。
本作をプレイしたときによりオープンワールド需要を理解しましたね( ´∀` )
まとめ
今回は、ペルソナ5の続編作品『ペルソナ5スクランブルザファントムストライカーズ』について紹介しました。
本作は「ペルソナ無双」といわれるように従来のペルソナシリーズよりもアクション性が高く新鮮さがあります。しかし、ペルソナらしさが失われておらずちゃんとシステムとして取り入れられているというのが好感触でした。
前作の『ペルソナ5』はペルソナシリーズ屈指の人気作として知られ、この作品から多くの人がペルソナ作品を知ったと思います。そのため続編ということで大分ハードルは高くなっているなかでこのクォリティーは、素晴らしいと思いました。
アクション好きな方にも刺さるような作品に仕上げられていると思います。
ただ敵をなぎ倒すのではなく、ペルソナらしい弱点を突き「総攻撃」をしかけるという戦略性を持たせている。さらに、従来の作品通りペルソナの合体で自分だけのペルソナを作り上げることができる育成要素も上手く巻き込んでいる作品になっています。
それに加えてBANDやジェイルといった新要素も作品をより面白くしていると思います。個人的にはペルソナ5やペルソナ5Rのオリジナルに比べるとなんだか盛り上がっていないような印象があります。しかし、そのオリジナルとはちがった角度で面白い作品だと私は思っています。
しかし、アクションゲームの側面だけでプレイするのはハードルが高いのも事実だと思います。結局前作を触らないと完全に世界観に入り込めないのもあってアクションゲームだけやりたい層を取り込みずらいのもあるのかなと。
少しでも前作含め気になっている方はぜひプレイしてほしい!!
ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ - PS4
ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ - Switch
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